前職の話(4) 2012.11.14(入社1年)
お局とはこの後、出向解除となるまでほぼ口を聞かずに過ごした。
自分がルールブックとばかりに、夏も室内温度が32℃を回らないとクーラーはつけさせて貰えない。マイカー通勤は快適だったけど、事務所に入った瞬間に化粧がドロドロ(涙)
社内の経費削減アイデアでは、救急箱の中の薬を使わせなければ1万円程度削減という案を出した。
これが何かの賞に選ばれたからタチが悪い。
そこの正社員ですら、暑くてもクーラーをつけられない。
頭が痛くても、怪我をしても薬や湿布が使えない。
結局は、お局にごちゃごちゃ言われる位なら我慢したほうがマシ、面倒くさいとみんなが思っていたようだ。
だからイチ派遣社員ながら、好き放題できたわけで、ときには子供を職場に連れてきたりとなかなかの無茶も見逃されてきた。
コイツのエピソード(もう、悪口ですね…)だけでもカナリあるが、特に時間を割くほどの価値もないと思う。
どの職場にもいそうだが、派遣社員でお局になるというのはビックリした。
最初は放置されていた仕事だが、徐々に仕事を割り振られ忙しくなっていった。
当時私は通信業界にいて、設計監理などの仕事を任されていた。
仕事自体はとても面白かった。
残業代は出なくても、専門知識も得られることや少しずつ頼りにされ始めた事が嬉しく、仕事が好きだった。
2012.11.14
9:00始業のその事務所では、8:50を過ぎた頃にほとんどの人が出社してくる。
私は自宅から遠い事もあり余裕を持って家を出るため、比較的早くに到着する事が多かった。
この日もそうだった。
いつもと何ら変わらない日だったが、自社から来ている他の出向社員(50代・男)から話かけられた。
「一応あんたも社員やから言うとく…」
この時点で、一応って何なん!?とイラついたことは言うまでもない(笑)
「昨日、社長がとんだ」
何のことか分からず質問した。