前職の話(7) 会社の今後を決める。
会社近くの居酒屋で社員全員が集まった。
私は普段出向中ということで、初めて見る人も何人かいた。
その中でも一人の見知らぬおっさん。司会進行役?なぜか仕切っている…
あんただれ?とも聞けず、黙って話し合いの行方を見守っていた、私。
こんだけ仕切るから有識者というか、会社をきちんと潰せる人か再生請負人か!?と思っていたけれども、のちのち只の給料ドロだと分かった。
その話し合いの途中で、一人一人どうしたいか発表するということになった。
結果的には新たな社長を据えて存続させようという方向で固まった。
しかしその直後の給料日には、部長をはじめとして社員の半分位がいきなり辞めていった。
私は今辞めても次が無いし…と思い、しばらく様子を見ることにした。
結局、私に社長がとんだと教えてくれた出向社員を新たな社長に据えて、給与明細を作り、未納分の社保関係も支払っていく事になった。
残ったのは、新社長と事務員2人と私を含む出向社員2人とダメ社員(初登場!)の6人。
それと新たに話し合いで仕切っていた人と後2人が入社というか入り込んできた。
そして給料日がやってきた。
初めて給与明細を貰った。
事務員(50代・女)さんは今まで給与計算もした事がなかったらしく、今回仕切り直しをした時にみんなの給与額を知ったそうだ。
そして不満を抱いたらしい。
自分の給料がみんなより安い事に。
結局は18万円→25万円になっていた。
私の給料が24万円だったからだ…
少なくとも他の事務員や私といった、同性の中では1番になりたかったんだと思う。
自分が優れていると思っていたんだと思う。
その自信どこから来るの?(`・∀・´)?
この事務員さんは、毎日夕方に2時間程度仕事を抜ける。家庭の事情であり、それ自体は誰も不満もないし、関心もない(笑)
でも、抜けてる時間があるのに給料が1番高くなきゃ嫌ってどんだけなんだ!
こんな感じで、仕事ができないのに自信がある人ばっかりな会社だった。
誰も筋なんて通さないような会社。
出向してなかったらとてもじゃないが続けられなかったと思う。