前職の話(21) やっぱり自己中。
帰ってすぐ荷物を自室に運んだ。
結局会社を出たのは、夜8時を過ぎていたので自宅に帰る頃には10時前でくたくただった。
元来、私は秘密主義なところがあり、黙って裏で動く事が多い(前社長がとんだときもしかり)のだが、それは単に妨害工作を受けたくないためである。
しかしそんな所が出向さんやバイト事務員が不安になる原因となり、結局は妨害を受けることになった。
まだ、出向さんとは出向先で一緒に仕事をしていた事もあり、協力的ではあったがバイト事務員とは一度も本音で話すことも無かった。
翌日になって、労基に持っていくデータを見つけようとサーバーを漁ったが、どれも中途半端な内容でよく分からなかったため、外付けHDDに全てコピーすることにした。
この会社の資産を自宅で保管しているのが嫌だったので、月曜日には出向さんに渡そうと思っていた。
実際、月曜日にはサーバー2台を出向さんに渡した。
もちろん全部をコピーした事は内緒だった。
出向さんは、中身を消して自宅で使用したいと持ち帰った。今現在も持って帰ったままだろう。
その後、労基に相談に行き会社の取引先などの情報を見てもらった。
それと同時に未払い賃金の立て替え払い制度について、必要な書類や手続きのフローを教えて貰った。
私は給料は諦めてもいいから、早く会社と縁を切りたいと思っていたが、出向さんは一家の大黒柱でありローン返済もあるため何が何でもお金が欲しいと思っていた。
私がさっさと一抜けすると、元々役所での手続きが苦手な出向さんは困るため多少の妨害をしてきた。
私が次に行けそうな会社の名刺をシュレッダーして、就職を妨害したりだ。
結局は同業さんから会社が受けていた仕事を、出向さんに直で発注することや、別の元請に1人だけ同業さんの会社を経由して出向する事になったりと、出向さんは自分だけお金をゲットすることになった。
平気でこういう事をするんですよね。
会社の携帯が不通のため個人携帯を教えあい、ラインでやり取りしていたため逃れられなかった。